旧フォーラム投稿日:2006.12.09 (この記事は旧サポートフォーラムより転載されたものです)


XSP-019KITにはJTAGインターフェイスが搭載していますが、CSP-012KITにはXSP-019KITのようなJTAGインターフェイスが搭載されていませんが、JTAGで書き込むことができます。違いがあれば教えてください。

 CSP-012KITにはJTAGインタフェースが搭載されておりますが、それはコンフィグレーションROMへの書き込みのみとなります。
くわしくはぜひ回路図をご参照ください。
FPGA(FLEX10K)へのコンフィグレーションには、PSモードのみとなります。
ただ、回路図をご覧いただければ外部パッドに全ピンがでておりますので、JTAG端子を操作することは可能です。
 FPGAのコンフィグレーションにPSモードでとくに不便はないと認識しております。
なお、XSP-019KITはXILINX社のCPLD製品で、そのCPLDへの書き込みはJTAGのみとなっています。
アルテラ製品でも、CPLD製品では、JTAGのみとなっています。
FPGAのコンフィグレーションには、いくつものモードがありますが、最近ではJTAGが標準的に使用されています。
CSP-012KITは2000年以前の製品で、当時はPSモードは多く使用されておりました。
(もちろん現在でも使用できます)


 XSP-019KITはXILINX社のCPLD学習用ボードで、CSP-012KITはALTERA社のFPGA評価ボードで、単純比較は困難です。


 PSモードですが、CSP-012KITの場合、ROMを搭載していると、ダウンロードケーブルの信号とコンフィグレーションROMの信号が競合するので、ROMを取り外す必要があります。
その点は不便な点です。
なお、FLEX10Kシリーズの多くの製品はROM切り離しジャンパを装備していて、ROMを外さなくてもPSモードでダウンロードができます。
残念ですが、CSP-012KITにはそれがありません。

FLEX10Kは5V品であること以外にあまりメリットがなく、需要は極端に現象しております。
(コンフィグレーションROMが発振器内蔵などのため高価です)
とくにCSP-012KITの2007年の出荷は5式、2008年は2式となっています。
PLCCということで、組み立てやすさからラインナップに残っておりますが、近く終了予定とさせていただくことになりそうです。

今後は、5V対応でしたら、ACM-009などをおすすめします。

なお、FLEX10KでもCSP-017シリーズは長期供給の計画です。
JTAG端子も備えているほか、ROMも付属していますし、組み立て完成品となっています。


[kw] XSP-019KIT CSP-012


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