コネクタに引き出されていないピン(未使用ピン)を知る方法をご紹介します。
また、未使用ピンをReservedピンとして登録する方法の一例もお示しします。
ボードはACM-206-A7を使用しました。FPGAデバイスは「5CEFA7F31C8N」となります。
はじめに、ALTERA社より該当デバイスのピンアウト・ファイルを入手します。(EXCELファイル)
つぎにACM-206のサポートページよりピン割付表を入手します。
ピン割付表の情報を元に、製品が使用するFPGAピンの一覧表を作成します。
作成した表は新規シートととして、ピンアウトファイルにコピーしておきます。
ピンアウト・ファイル内にてVLOOKUP関数を設定します。引数は下記の通りです。
- 検索値:ピンアウトファイルのFPGAピン名
- 範囲:作成した 製品が使用するFPGAピンの一覧表
- 列番号:2(任意)
- 検索方法:FALSE
製品で使用されているFPGAピンの場合、結果が表示されます。以下に例を示します。
製品で使用されていないFPGAピンの場合、結果がエラーとなります(#N/A表示)。以下に例を示します。
以上により、ACM-206-A7での未使用ピンの一覧を得る事ができます。
未使用ピンをReservedピンとして設定する
PinPlannerやAssignment Editorを使って設定しても良いのですが、
QuartusII設定ファイル(*.qsf)ファイルに直接追記することで効率的に設定できます。Reservedとするピンそれぞれに下記2行を追記します。
- set_location_assignment PIN_"ピン名" -to "名前" (例:user_reserve_"ピン名")
- set_instance_assignment -name RESERVE_PIN AS_INPUT_TRI_STATED -to "名前" (例:user_reserve_AA10)
未使用ピン一覧を全てReserveとした際のPinPlannerでの表示は下記のようになりました。
このページが皆様の参考になれば幸いです。
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[kw] 2015-06-10 ACM-206 QuartusII 未使用 Reservedピン
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