LNX-202 LAN/USB to 4-20mA変換器をTeraTermで使用する

 LNX-202 LAN/USB to 4-20mA変換器をTeraTermで使用するサンプルをお示しします。(TeraTermのバージョン:4.77)
 LNX-202では専用のコマンドを用意していますのでTeraTermや独自のアプリケーションから0-24mAを出力できます。
 

;LNX-202 ループ電源ON、0→1mA→2mA→・・・→24mA出力後にループ電源OFFするマクロ、ホールド時間は1秒

settitle 'LNX-202 AUTO STEP MACRO'

;=====================================================
;変数
;=====================================================
;Nコマンド(ループ電源ON)
N_COMMAND = 'N,'
;Hコマンド(ループ電源OFF)
H_COMMAND = 'H,'

;Aコマンド(電流値更新(16ビット値))
A_COMMAND = 'A,'

;シーケンスナンバー
SQNO = 1
SQNOSTR = '1'

;パラメータ
PRAM = 0
PRAMSTR = '0'

;上限
LIMIT = 65535

;=====================================================
;main
;=====================================================
;文字列結合 "N,1"
strconcat N_COMMAND SQNOSTR
sendln N_COMMAND
SQNO = SQNO + 1
mpause 1000

while 1
  ;SQNOを文字列に変換
  int2str SQNOSTR SQNO  
  SQNO = SQNO + 1
  ;PRAMを文字列に変換
  int2str PRAMSTR PRAM  
  ;文字列結合 "A,(SQNO),(PRAM)"
  strconcat A_COMMAND SQNOSTR
  strconcat A_COMMAND ','
  strconcat A_COMMAND PRAMSTR
  sendln A_COMMAND
  ;Aコマンドの文字列を戻す
  A_COMMAND = 'A,'
  mpause 1000

  if PRAM == 65535 then
     break
  endif

  ;1mAの16ビット値 = 65536/24 = 2730.66 ≒ 2731
  PRAM = PRAM + 2731
  if PRAM > LIMIT then
     PRAM = 65535
  endif

endwhile

;SQNOを文字列に変換
int2str SQNOSTR SQNO  
;文字列結合 "H,(SQNO)"
strconcat H_COMMAND SQNOSTR
sendln H_COMMAND

このTeraTermのサンプルマクロはここからダウンロードできます。

マクロを実行する方法は下記を参照してください。

  1. LNX-202のSW2-1をONに設定(USBモード)し電源を入れます。(LANモードでもTelnet接続や、仮想COMを使用して同様のことができます)
     
  2. TeraTermを開き、"ファイル→新しい接続"から新しい接続の画面を表示し、LNX-202と接続します。

     
  3. 送信するコマンドを表示させるため"設定→端末"から端末の設定画面を表示し、"ローカルエコー"にチェックを入れます。

     
  4. "コントロール→マクロ"から"LNX-202_SAMPLE_MACRO.ttl"のマクロを実行します。

     
  5. マクロが実行されます。ループ電源ON、0→1mA→2mA→・・・→24mA出力後にループ電源OFFする動作となります。ホールド時間は1秒。
       


  当社標準のアプリケーションは下記からダウンロードができます。

    LAN/USB to 4-20mA Generator ダウンロードページへ 


  なお、当社のLNXシリーズはデモ機を無償貸出ししておりますので、どうぞ実機にてご確認をお願いいたします。

 


[kw] 2015-11-20 LNX-202 LAN 4-20 TeraTerm TEC-FA


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