引用

 トンネリング接続で片側のLNX製品のみ電源OFF→ONで再接続できない場合どうすれば良いですか?

 下図の構成でトンネリング接続により通信中の場合に、右側のLNX-002の電源を切ると当然通信が停止します。


 

TCP通信では一度接続(コネクション)が確立されると片側のみ電源を切っても、再送によるエラーの訂正を行なうため、相手の反応がなくてもコネクションを切ることをしません。
このため、一方のLNX-002だけがコネクションを開設している状態が生じます。(ハーフクローズ状態)
この状態で右側のLNX-002の電源を入れても左側のLNX-002では前回のコネクションが維持されており通信ができません。この場合は2台とも電源を切って入れなおせば解決します。
または左側のLNX-002のコネクションが破棄されてから右側のLNX-002の電源を入れると新しいコネクションが確立されて通信ができるようになります。
コネクションは通信できない状態がTCP Keepaliveの設定時間×7回続くと自動的に破棄されます。製品出荷時は5秒に設定されています。
5秒毎にTCP Keepalive信号を送出し、7回応答がなければコネクションを破棄するという動作になります。この設定は、LNX SETTING TOOLで設定できます。



通信中にLANケーブルが抜けてもコネクションが維持されているとLANケーブルを再接続することで通信が再開されるという良い点があります。
再接続できない場合は2台とも電源を切るか、コネクションが破棄されてから電源を入れてどうか確認してください。

プロトコルをUDPに設定するとコネクションが作られないため再接続できなくなることはありません。
ただし、UDPは、送受信の確認や再送処理の機能が提供されていないため、データの信頼性は乏しくなります。
よって用途によりプロトコルの選択をしていただく必要がございます。



 なお、当社のLNXシリーズはデモ機を無償貸出ししておりますので、どうぞ実機にてご確認をお願いいたします。

 


[kw] 2015-11-17 LNX LAN PoE トンネリング キープアライブ 接続 FAQ-FA


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