LNX-003M/003Me Modbus対応 RS-485 LANコンバータの使用例

 LNX-003MにModbus RTU対応の温度センサを接続した構成です。

 LNX-VCPを使用してLNX-003Mを仮想COMポート(COM250)に割付します。
今回の例ではLNX-VCPにより仮想COMポートを生成して通信していますが、TCP/IPなどのソケット通信により制御することもできます。
Modbus/TCPではポート番号を「502」で通信します。


下記のアプリケーションを使用して送信コマンド "00 00 00 00 00 06 01 03 00 18 00 01"を送信します。

送信コマンドの説明    
   
00 00:転送ID 通常[00 00]固定    
00 00:プロトコルID[00 00]固定    
00 06:Byte6以降の総バイト数、すべてのメッセージは256以下のため上位は[00]固定    
01    :スレーブアドレス    
03    :Modbus機能コード  03はRead Holding Registe。
00 18 00 01:転送データ、00 18は開始アドレス、00 01はワード数を表わす    
    
LNX-003Mにより上記のModbus TCPの送信コマンドをModbus RTU/ASCIIのプロトコルに変換して温度センサに送信されます。    
温度センサからの応答もModbus RTU/ASCIIからModbus TCPのプロトコルに変換され仮想COMポートに受信されます。   

(これは弊社で製品検査するために使用しているアプリケーションです)

"00 00 00 00 00 05 01 03 02 05 5A"を受信します。(赤字)
アドレス18は、スケーリング上限設定なので0x055A(1370)が受信されています。


LNX-003Mでは下記のプロトコルを変換しています。(Modbus TCP ←→ Modbus RTU/ASCII)

Modbus TCPではCRC、LRCの誤りチェック部がありません。これはTCP/IPプロトコルのチェック機能が使われるためです。
Modbusプロトコルの詳細は、Modbus OrganizationのWebページで公開されています。

なお、当社のLNXシリーズはデモ機を無償貸出ししておりますので、どうぞ実機にてご確認をお願いいたします。

本ページでお示しするのはあくまでもご参考用です。どうぞ参考になさってください。

 


 

[kw] 2015-10-27 LAN Modbus LNX-003M LNX-003Me TEC-FA


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