ACM-025搭載のDDR2SDRAMのQuartusIIでの設定方法を教えて下さい。
A. NiosIIを使用したメモリアクセスデザイン作成手順の一部をお示しいたします。
弊社では、NiosIIを使用したメモリ検査を出荷検査として実施しております。ご参考までに検査用デザインの作成手順の一部をご紹介いたします。
今回の例ではACM-025 (Arria II) を使用しています。 QuartusIIのバージョンは「11.1 SP2」です。
ほか、DDR2を搭載したCyclone IV FPGAボード(ACM-024、ACM-108 など)にもご参考にしていただけるかと思います。
基本部の作成
まずSOPC Builderを起動し、プロセッサコア、内部メモリなどを設定しておきます。
DDR2SDRAMアクセス用に"Component Library"から "DDR2 SDRAM Controller with ALTMEMPHY"を選択し、追加します。
ALTMEMPHYの設定
「Memory Settings」タブにて、メモリの動作スピードなどを設定します。次にメモリプリセットを選択します。
- Memory vendor = Micron
- Memory format = Discrete Device
ACM-025に搭載されているDDR2メモリ型番「MT47H64M16HR-3」はプリセットに用意されていませんので、適当な型番を選択し、パラメータを調整します。
今回は「MT47H32M16-3E」から調整しました。
型番を選択して "Modify parameters..."をクリックしてください。「MT47H64M16HR-3」のデータシートを参考に、パラメータを調整します。
Memory Attribute | Memory Initialization Options | Memory Timing Parameters |
その他の設定は、特に変更しておりません。
カスタムオーダーで2Gb容量を搭載した場合
カスタムオーダーで2Gbへ変更することができます。この場合、型番は「MT47H128M16RT-25E」となります。
上記の設定に加え、
- Row address width = 14
としてください。
タイミングの設定に大きな差はないかと存じますが、ご確認していただけるとよいかと思います。
参考資料
下記をご参考くださいませ。
- ALTERA, External memory interface handbook
- Micron, DDR2SDRAM, MT47H128M16RT-25E webpage
- Micron, DDR2SDRAM, MT47H64M16HR-3 webpage
お問い合わせ
弊社はアプリケーションの開発は行っておりませんので、これらの設定が正しいものとは保証いたしかねます。
自己責任にてご参考くださいませ。間違いなどご指摘いただけると幸いです。
ご質問などございましたら、こちらからお問い合わせ下さい。
[kw] 2012-03-08, ACM-025 DDR DDR2 SDRAM ALTMEMPHY NiosII ACM-024 ACM-108
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