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 UDPプロトコルによるブロードキャスト接続の設定方法

 UDPプロトコルによるブロードキャスト接続により1対N通信を行うための設定方法をお示しします。下にありますLNX SETTING TOOLのキャプチャも参照ください。
※1対1の通信に比べ回線への負荷は大きくなります。

ネットワーク設定でLNX製品自身のIPアドレス、ポート番号等を設定します。
ポート番号はUDP受信用になります。プロトコルは"UDP"を設定します。

リモート設定(トンネリング)の設定を"有効"にします。
相手側のポート番号には、送信先のポート番号を設定します。相手側のIPアドレスにはブロードキャストアドレスを設定します。
ブロードキャストアドレスには「リミテッド・ブロードキャストアドレス」と「ディレクテッド・ブロードキャストアドレス」の2種類があり、どちらも設定可能です。

ディレクテッド・ブロードキャストアドレス:
ホスト部が全て“1”のIPアドレスです。ルータを越えた他のネットワークを指定することにより、ルータを越えたネットワークに対してもブロードキャストを送信できます。
例)ネットワーク部が192.168.0.***の場合、192.168.0.255と設定(255は2進数で"11111111")


リミテッド・ブロードキャストアドレス:
IPアドレス全てが“1”
で、255.255.255.255のことです。ルータが 255.255.255.255 に送信されたパケットを受信した場合、他のネットワークに送信されません。

接続方法の設定はUDPで使用しませんので設定不要です。

ディレクテッド・ブロードキャストアドレスを使用した場合の設定例

(LNX SETTING TOOL Ver1.9の画面です)


リミテッド・ブロードキャストアドレスを使用した場合の設定例

(LNX SETTING TOOL Ver1.9の画面です)

LNX製品は、マルチキャストに対応していません。
なお、当社のLNXシリーズはデモ機を無償貸出ししておりますので、どうぞ実機にてご確認をお願いいたします。

 


[kw] 2017-02-14 UDP ブロードキャスト マルチキャスト 1対N LNX LAN TEC-FA


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